屋久島学ソサエティへようこそ

屋久島学ソサエティ第5回大会は2017年12月9日(土)~10(日)に開催します

屋久島を愛し共に学びあう場「屋久島学ソサエティ」 会員を募ります

設立大会12月14日(土)、15日(日)開催

 

 

場所:屋久島離島開発総合センター(宮之浦)

12月14日(土)・15日(日)

[総合センターロビー] 10:00~20:30 

・ポスター発表 

◎調査・研究・学習内容をポスターにして発表します

 

・「屋久島の自然」展 

鹿児島大学総合研究博物館で(11/1~11/30)開催された特別展「屋久島の自然」展を「移動博物館」として屋久島で展示します 

◎ポスター発表(掲示)、及び屋久島の自然展は15日の閉会まで展示します 

[総合センターホール]

12月14日(土)

18:30~ 20 : 30  屋久島学ソサエティ設立大会 

 基調講演Ⅰ 下野敏見氏「屋久島の歴史と文化の魅力」 

21:00~ 懇親会 [喫茶ジェーン(屋久島環境文化村センター内)] 要申込み 会費3,000円  

 

12月15日(日)

14:00~ 屋久島学ソサエティ設立総会

18:30~ 基調講演Ⅱ 山極寿一氏「学びの場としての屋久島」

19:20~ テーマセッション「屋久島学ソサエティがめざすもの」

21:00 閉会

 

 

 

ポスター発表者募集中

ポスター展示のみ(本人が会場に来られない場合)でも受付ます。

大きさは最大でA全サイズでお願いします。

 

 

 

詳細は決まり次第随時更新します。

趣意書

「屋久島学ソサエティ」設立趣意書

 

 1993年に屋久島がユネスコ世界自然遺産に登録されてから、20年になります。しかし世界遺産になる以前から、この美しく、国際的にも貴重な屋久島の自然と文化には、多くの人々が魅了されてきました。屋久島は島民の生活の場であると同時に、自然科学、人文社会科学を問わず、さまざまな分野の研究者や学生を引きつけてやまない学びの場であり続けています。

 世界遺産に登録されるちょうど10年前、環境庁(当時)は「花山原生自然環境保全地域総合調査」を実施しました。屋久島には日本国内に5カ所しかない国指定の原生自然環境保全地域のひとつ、小楊子川流域の花山地区があります。このときは自然科学に限られましたが、花山地区だけに留まらず、初めて屋久島の総合的な調査が行なわれました。そのとき総合調査に参加した研究者と島の人々との交流のなかから、「屋久島オープンフィールドミュージアム構想」が生まれました。 

 このミュージアムは従来の「箱もの」に展示物が入っているというスタイルではなく、島の自然と人々の営みそのものを研究・保全・普及という博物館的活動を通じて、社会的にも経済的にも活用を図ろうという構想でした。これは島外からの観光客を対象としているのではありません。むしろ島に住む人々の生活基盤である屋久島の自然を適切に保全しつつ、持続的に活用していくために、屋久島の自然や文化の価値を掘り起こし、さまざまな立場の人々がその価値を共有して未来につなげようという考え方です。その後、世界遺産に登録されるまでにも、屋久島憲章の採択、ユネスコ「人間と生物圏MAB計画(ユネスコエコパーク)」への登録、「屋久島環境文化村」構想の立案、「屋久島フィールドワーク講座」の開催、あるいは屋久島地元NPOの活動など、自然と人間の共生をめざす、さまざまな取り組みがなされてきました。いや、これらの真摯な取り組みがあったからこそ、世界遺産になったといえるでしょう。

 21世紀になって「環境ミレニアムの聖地」とまでいわれるようになった屋久島では、島の人々は屋久島に夢と誇りをもち、エコツーリズムや屋久島ブランド産業という新しい生業が興って人口減少にも歯止めがかかりました。一方で世界遺産地域の過剰利用や、野生鳥獣が引き起こす農林業被害や生態系被害などの問題も山積しています。屋久島に関わるすべての人々が知恵を結集しなければ解決しえない難問ばかりです。屋久島町に合併してから五年が経過し、いまこそ「屋久島オープンフィールドミュージアム構想」を屋久島の現在と未来のために、はっきりとしたかたちにする必要があるのではないでしょうか。 

 そこで、わたしたちはいま問題解決型・未来志向型の新しい知の創出のための学会「屋久島学ソサエティ」を設立したいと考えています。現世代の人々がこの屋久島の自然の恵みを十分に享受し、その恵みを次世代であるこどもたちに確実に伝えるための屋久島学ソサエティ、屋久島の住民と屋久島に縁あって関わっている研究者との双方向の交流の場としての屋久島学ソサエティ、島の高校生や中学生が自分たちの研究や発見を島外にも発表し、広くその価値を問う機会としての屋久島学ソサエティをみなさんと共に立ち上げたいと思う次第です。屋久島の「知のプラットフォーム」として、研究者は最新の研究成果をわかりやすく島の住民に伝え、また島の住民は島に住んでいないとわからない実情や実感を島外の研究者に伝えることでお互いに学びあうこと、細分化された学問分野と島の現実を横断的に結んで真の問題解決のために必要な知識を共有し、実践につなぐこと―そこに屋久島学ソサエティの果たすべき役割があります。

 これまでの多くの学会は、研究者の成果発表と情報交換がおもな目的でした。この屋久島学ソサエティはそうではなく、屋久島の地域社会と研究者コミュニティーが恊働して新しい知を構築し、それを地域社会のために具体的に活かしていくことを目指します。多くの方がこの趣意書に賛同して、屋久島学会ソサエティ設立へ積極的に参画していただけることを願ってやみません。

 

2013年9月吉日         屋久島学ソサエティ設立発起人一同

 

朝比奈敏子 荒木耕治 荒田洋一 小原比呂志 鈴木英治 手塚賢至 

根建心具 日下田紀三 矢原徹一 山極壽一 湯本貴和 吉田茂二郎

 

 

 

賛同人

中川 正二郎(屋久島地学同好会)

砂川 聡(屋久島・ヤクタネゴヨウ調査隊)

杉浦 秀樹(京都大学野生動物研究センター

金谷 整一(独立行政法人森林総合研究所九州支所)

立澤 史郎(北海道大学文学部)

金井 賢一(鹿児島県立博物館)

永淵 修(滋賀県立大学環境科学部

横田 久里子(豊橋技術科学大学環境工学研究室)

寺田 仁志(鹿児島県立博物館)

早石 周平(鎌倉女子大学教育学部

金井塚 務(広島フィールドミュージアム) 

高畑 由紀夫(関西学院大学総合政策学部

服部 志帆(天理大学国際学部)

川本 芳(京都大学霊長類研究所

上田 恵介(立教大学理学部)

甲山 隆司(北海道大学地球環境科学研究院)

鈴木 滋(龍谷大学国際文化学部)

半谷 吾郎 (京都大学霊長類研究所

梅木 清(千葉大学園芸学部)

幾留 秀一(鹿児島女子短期大学生物学研究室)

佐藤 哲(総合地球環境学研究所

松田 裕之(横浜国立大学環境情報研究院)

盛口 満(沖縄大学人文学部

三村 真紀子(玉川大学農学部) 

岩川 拓雄(屋久島・ヤクタネゴヨウ調査隊)

持田 浩治(琉球大学熱帯生物圏研究センター)

藤田 志歩(鹿児島大学 共同獣医学部

朱宮 丈晴(日本自然保護協会)

本村 浩之(鹿児島大学総合研究博物館)

鹿野 雄一(九州大学大学院工学研究院)

高嶋 敦史(琉球大学農学部付属与那フィールド)

中川 尚史(京都大学大学院理学研究科)

栗原 洋介(京都大学霊長類研究所

本間 美里(東京都港区立御成門小学校)

川野 智美(九重ふるさと自然学校)

松永 暁道(環境省

阿部 晴恵(新潟大学農学部付属フィールド科学教育研究センター)

武田 剛(ジャーナリスト 元朝日新聞編集委員)

東屋 雅美(株式会社スィッチパブリッシング)

松沢 哲郎(京都大学霊長類研究所

小池 文人(横浜国立大学大学院環境情報学府)

寺田 賢志(屋久守ポパイ)

矢部 恒晶(森林総合研究所九州支所)

黒飛 淳(平内民具倉庫)

古市 剛史(京都大学霊長類研究所

 Laurent Tarnaud (Le Muséum national d'histoire naturelleフランス国立自然史博物館)

寺川 眞理

川口 真澄

中島 正治(みみ商会)

真辺 広明

手塚 理一郎(日本野鳥の会鹿児島支部)

加地 英史

会田 淳一

真津 昭夫

岩川 健

吉村 充史

吉丸 博志(森林総合研究所多摩森林科学園

小村 隆史(鹿児島県 熊毛支庁 屋久島事務所)

岡野 道子

大山 勇作

永野 昭二

大牟田 一美(NPO法人屋久島うみがめ館)

辻野 亮(奈良教育大学

柳田 一郎(環境省登録・環境カウンセラー、NPO法人くすのき自然館)

深見 聡(長崎大学環境科学部

本間 知夫(前橋工科大学工学部生物工学科)

渡辺 博之(屋久島町議会議員)

渡辺 幸(屋久島野外活動総合センター)

田中 俊徳(東京大学大学院新領域創成科学研究科

古居 智子(作家・NPO法人屋久島エコフェスタ)

黒岩 亜梨花九州大学 生態科学研究室)

岡野 隆宏(鹿児島大学 教育センター)

宮本 旬子(鹿児島大学理工学研究科)

一條 みろ(一般社団法人MIT 島案内人)

熊本 啓介

陶山 佳久(東北大学大学院農学研究科)

友永 雅己(京都大学霊長類研究所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

屋久島学ソサエティ設立総会 2013年12月14日(土)、15日(日)屋久島で開催します

設立大会開催場所:屋久島離島開発総合センター(宮之浦)

基調講演 お二人が決まりました!

山極寿一(京都大学大学院理学研究科教授)      

下野敏見(歴史民俗学 元鹿児島大学教授)

  「屋久島の民俗文化」等「南日本の民族文化」全25巻(南方新社)刊行中 他、著書多数       

 

屋久島学ソサエティでは、ポスター発表を広く募集しています!

ポスターは、パネルサイズ(横90 cm ×縦210 cm)に納まるポスターであること。

屋久島に関する(あるいは屋久島に関連する)内容であれば、なんでも受け付けます。

研究成果でなくても、様々な活動の取り組み、計画、現状、

または問題点などの中間報告でも結構です。発表者(複数可)は、

発表コアタイムにポスターの説明を口頭で行うことができます。


屋久島の住民、島外からの参加者を問わず受付ます。

参加・発表は無料です。

 

プログラムの詳細は決定次第お知らせします。

発表を希望される方は、

メール:yakushimagakusociety@gmail.com

電話/Fax:0997-44-2965

発表者名(所属)と発表タイトルをお送りください。

このページのコメントでも受付ます。

屋久島学ソサエティの趣旨に賛同下さる方を募ります

屋久島を愛し共に学びあう場の創造を願う皆様へ

 

時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

 

さて、私ども有志は屋久島について継続的に学び合う新しい集まりを設立しようと、長い時間をかけて議論して参りました。そしてこのたび「屋久島学ソサエティ」という名称で、趣意書を完成させ、発起人を立て、会員を募る運びとなりました。第1回の集まり(発表会、基調講演、総会)を1214日(土)、15日(日)に屋久島で開催します。

 

「屋久島学ソサエティ」の会則自体は総会で正式に決定されることになりますが、島内外を問わず、この「屋久島学ソサエティ」に参画を望まれる方は、ぜひ賛同人として、広く会員を募るためのお手伝いをしていただきたく、趣意書を添えてお願い申し上げます。「屋久島学ソサエティ」設立の賛同人として、趣意書に名前を連ねていただき、また同好の皆様に入会をお薦めいただければ幸いです。

賛同人として了承される方は、お名前とご所属(所属は未記載でも可)を下記連絡先までお知らせ下さい。

 

末筆になりましたが、皆様のますますのご活躍とご多幸を祈念しております。

 

20139月吉日

 

 

屋久島学ソサエティ発起人

 朝比奈敏子 荒木耕治 荒田洋一 小原比呂志 鈴木英治 手塚賢至 根建心具 日下田紀三 矢原徹一 山極壽一 湯本貴和 吉田茂二郎 

 

 

暫定会長  湯本貴和

暫定事務局 手塚賢至

    連絡先  Tel/Fax 0997442965(手塚)

        E-mailyakushimagakusociety@gmail.com

趣意書:http://yakushimagakusociety.hateblo.jp/

 

 

 

趣意書

屋久島学ソサエティ」設立趣意書

 1993年に屋久島がユネスコ世界自然遺産に登録されてから、20年になります。しかし世界遺産になる以前から、この美しく、国際的にも貴重な屋久島の自然と文化には、多くの人々が魅了されてきました。屋久

島は島民の生活の場であると同時に、自然科学、人文社会科学を問わず、さまざまな分野の研究者や学生を引きつけてやまない学びの場であり続けています。

 世界遺産に登録されるちょうど10年前、環境庁(当時)は「花山原生自然環境保全地域総合調査」を実施しました。屋久島には日本国内に5カ所しかない国指定の原生自然環境保全地域のひとつ、小楊子川流域の花山地区があります。このときは自然科学に限られましたが、花山地区だけに留まらず、初めて屋久島の総合的な調査が行なわれました。そのとき総合調査に参加した研究者と島の人々との交流のなかから、「屋久島オープンフィールドミュージアム構想」が生まれました。 

 このミュージアムは従来の「箱もの」に展示物が入っているというスタイルではなく、島の自然と人々の営みそのものを研究・保全・普及という博物館的活動を通じて、社会的にも経済的にも活用を図ろうという構想でした。これは島外からの観光客を対象としているのではありません。むしろ島に住む人々の生活基盤である屋久島の自然を適切に保全しつつ、持続的に活用していくために、屋久島の自然や文化の価値を掘り起こし、さまざまな立場の人々がその価値を共有して未来につなげようという考え方です。その後、世界遺産に登録されるまでにも、屋久島憲章の採択、ユネスコ「人間と生物圏MAB計画(ユネスコエコパーク)」への登録、「屋久島環境文化村」構想の立案、「屋久島フィールドワーク講座」の開催、あるいは屋久島地元NPOの活動など、自然と人間の共生をめざす、さまざまな取り組みがなされてきました。いや、これらの真摯な取り組みがあったからこそ、世界遺産になったといえるでしょう。

 21世紀になって「環境ミレニアムの聖地」とまでいわれるようになった屋久島では、島の人々は屋久島に夢と誇りをもち、エコツーリズム屋久島ブランド産業という新しい生業が興って人口減少にも歯止めがかかりました。一方で世界遺産地域の過剰利用や、野生鳥獣が引き起こす農林業被害や生態系被害などの問題も山積しています。屋久島に関わるすべての人々が知恵を結集しなければ解決しえない難問ばかりです。屋久島町に合併してから五年が経過し、いまこそ「屋久島オープンフィールドミュージアム構想」を屋久島の現在と未来のために、はっきりとしたかたちにする必要があるのではないでしょうか。 

 そこで、わたしたちはいま問題解決型・未来志向型の新しい知の創出のための学会「屋久島学ソサエティ」を設立したいと考えています。現世代の人々がこの屋久島の自然の恵みを十分に享受し、その恵みを次世代であるこどもたちに確実に伝えるための屋久島学ソサエティ屋久島の住民と屋久島に縁あって関わっている研究者との双方向の交流の場としての屋久島学ソサエティ、島の高校生や中学生が自分たちの研究や発見を島外にも発表し、広くその価値を問う機会としての屋久島学ソサエティをみなさんと共に立ち上げたいと思う次第です。屋久島の「知のプラットフォーム」として、研究者は最新の研究成果をわかりやすく島の住民に伝え、また島の住民は島に住んでいないとわからない実情や実感を島外の研究者に伝えることでお互いに学びあうこと、細分化された学問分野と島の現実を横断的に結んで真の問題解決のために必要な知識を共有し、実践につなぐこと―そこに屋久島学ソサエティの果たすべき役割があります。

 これまでの多くの学会は、研究者の成果発表と情報交換がおもな目的でした。この屋久島学ソサエティはそうではなく、屋久島の地域社会と研究者コミュニティーが恊働して新しい知を構築し、それを地域社会のために具体的に活かしていくことを目指します。多くの方がこの趣意書に賛同して、屋久島学会ソサエティ設立へ積極的に参画していただけることを願ってやみません。

 

2013年9月吉日         

 

屋久島学ソサエティ設立発起人

   朝比奈敏子 荒木耕治 荒田洋一 小原比呂志 鈴木英治 手塚賢至 

   根建心具 日下田紀三 矢原徹一 山極壽一 湯本貴和 吉田茂二郎

 

 

 

会長  湯本貴和

事務局 手塚賢至

連絡先  Tel/Fax 0997442965(手塚)

     E-mailoffice@yakushimaology.org

 

 

 

 

 

 

☆会長 湯本貴和 ☆副会長 矢原徹一・手塚賢至 ☆事務局 手塚田津子 ☆連絡先  E=mail:officeアットマークyakushimaology.org http://yakushimaology.org/ 〒891-4203 鹿児島県熊毛郡屋久島町一湊2418-38 TEL/FAX:0997-44-2965